様々な症例

症例12:眼の奥の痛み

19歳男性が眼の奥の痛みを訴えて来院。元々頭痛がひどかったが、ここ最近、左目の奥に強い痛みを感じるようになったという。眼科、脳外科でMRI、CTなどの検査を行ったが特に異常はなかった。また、処方された、ロキソニンを服用しているが効果は感じられていない。立位での前庭検査、VOR、反復拮抗運動、指鼻検査など全て正常。しかし、指を眼で追わせる検査の際、右方注視で症状が誘発。また、輻輳反射でも症状が誘発された。酸素飽和濃度は右98、左93でレッドフィルターテストも右方注視で光が2重になる。以上の事から、左大脳の機能低下→左内側直筋弱化→痛みの流れがある。
この為、左内側直筋のマニュピレーション、左大脳を賦活させる刺激を加えて施術を終了した。最初は2~3日で症状がぶり返してきたが、2ヶ月で症状はほぼなくなった。

眼の筋肉
眼には眼を動かす筋肉があります。まず、内側の内側直筋、外側の外側直筋、上方の上直筋と下斜筋、下方の下直筋と上斜筋と片目に6個の筋肉があります。それぞれ、動眼神経、外転神経、滑車神経という脳神経に支配を受け、それぞれがスムーズに働いてくれる事で物を眼で捉える事が可能になります。しかし、パソコンの長時間の使用などで近い所で常に焦点を合わせたりしていると肩や、腰の筋肉と同じ様に硬く凝ってしまいます。この為、仕事などでパソコンを長時間使用したりされる方は、強いまばたきや、視線を遠くに持っていったり、右や左に眼をいける所まで持っていくというストレッチが必要とななります。

症例11:頚部挫傷による首の痛み

30歳女性が首の痛みを訴えて来院。今朝シャワーを浴びていた際、首を前に倒して鋭い痛みが走ったという。その後、首をそらしたときに左の後頚部が痛く、首がまわしづらい。
検査をすると、左の頭半棘筋の緊張が強く、頚部の伸展が制限され、屈曲時は少しだけ痛む。施術では緊張の強い筋と関節に対してアプローチを行った結果、伸展の可動域は広がり痛みも軽減。2度目の来院で症状はみられなくなり関節の可動域も改善し、筋の緊張も落ち着いている。

頚部挫傷 
今回のケースでは、持続的な筋の緊張があった上で、朝の不意な動作により頚部の筋肉が軽度に伸張・損傷したと考えられる。筋挫傷は筋肉の過伸張や使いすぎで起こる。持続性筋収縮は筋肉への必要な血流も遮断してしまいます。筋肉が収縮と弛緩を交互に繰り返すことは、痛みも疲労もなく筋を活動させるためには必要なことなのです。

症例10:肩の痛みがインナーマッスルのアンバランスと関係しているケース

この症状は、慢性的で左腕をまわした時に気になる。また、肩こりも数年前からあり、デスクワークにより悪化する。腕や手への痺れなどはみられない。
検査では、肩関節の外転・外旋の動きが制限されており、肩を内外側へ回す筋肉が硬く、その中でも外側へまわす棘下筋が痛みを起こしており、内側へまわす肩甲下筋の力の入りづらくさがみられた。
そのため、施術では肩関節の内外へまわす筋肉のアンバランスと肩関節に対してアプローチをおこなった。肩後面の痛みは2回の施術で検査所見の改善がみられ症状はなくなった。慢性的な肩こりについては7回目の施術で大きく改善がみられ、9回目の施術で少しだけこるという状態になった。

回旋腱板(ローテーターカフ)
ローテーターカフとは、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の4つの筋肉の総称であり、肩関節を安定させる働きを持つインナーマッスルです。肩甲骨から上腕骨へ水平に付着するため、肩をまわす動作や上げ下げの動作時に重要な働きをするのですが、長時間のPC作業等で肩を同じ姿勢で維持する場合などでこれらの筋肉がアンバランスとなり、結果、痛みを起こすということが多くみられます。

症例9:変形性関節症による首から右手にかけての痛み、しびれ

50歳男性が、首から右手にかけての痛み・しびれを訴えて来院された。これは3週間前に寝違えてから始まった。同じ様な症状が20年前にムチ打ちになった後に起こったことがあるとの事。X線では頚椎の6番と7番の神経のでる関節の間(椎間孔)が狭くなっていると診断され、ビタミン剤を処方されたが変化がなかった。

神経学検査では触覚で1、2、3指背側が知覚鈍磨、痛覚・反射・筋力検査では問題なし。神経ストレステストも陰性。可動域検査において、首を反らす動作と右へ倒す動作で首の右側から右手123指にかけて電撃痛が走る。また、椎間孔が狭くならないようにした状態で上記の動作を行うが痛みはみられない。背中の筋肉の張りも強く、胸椎・腰椎のスプリングも減少している。

このため、施術では神経を圧迫しづらくするよう、椎間孔を狭めないよう関節に対してアプローチをすると共に、首を反らす右に倒す動きの負担を減らす様、関節・筋肉に対しても施術した。

7回目の施術から肩の症状は落ちついてきて、9回目の施術後では首を反らす右に倒す動作での電撃痛はみられない。肩から腕にかけての痛みもみられなくなった。現在も、施術継続中。

頚椎変形性関節症
変性関節疾患とは、軟骨の変形や減少、軟骨下骨の変形、そして関節周囲の軟部組織の異常を特徴として、主として中下位頚椎に起こり、脊椎の退行性変性(椎間関節の関節症とルシュカ関節の変性は椎間孔内に骨棘を形成)の結果、神経根圧迫症状を起こす。

症例8:頸椎の不安定性が関係している首の痛み

25歳男性が首が落ち着かなく、首の中が痛いと訴えて来院された。この症状は5年前に空手をやっていた時にあり、1ヶ月前から再発したという。今は重い荷物を仕事をしていると悪化し、寝返りや長時間立ってるときつくなる。腕にかけての症状はない。

検査では、頚椎の3番から6番の関節間に痛みがあり、関節のゆるさがみられた。首を反らす筋肉の緊張が強く、おじぎする筋肉の力が入りづらい。また、関節のゆるさがみられた上下の関節は動きの制限がみられた。
治療では、緊張の強い筋肉を緩和するとともに、ゆるさのみられる上下の関節に対して施術をおこなった。経過は、初回から症状の軽減は見られた。しかし、お仕事の負担から一進一退が続き、おじぎをする筋肉のエクササイズを行っていただいた。6回目の施術時には首の落ち着かない感じと痛みは見られなくなった。

頚椎ハイパーモビリティー
今回の男性のように頚部に強い付加が何度も加わることにより、頚椎が動き過ぎないようにする役割を持つ靭帯がゆるくなってしまう。その結果、筋肉が代わりに働き、緊張が強くなる。また関節の動きが悪い部位があると靭帯や筋肉へのストレスはさらに強いものとなってしまい悪循環がおこってしまいます。
そのため、このケースでは痛みを起こしている部位ではなく、上下の関節の動きの悪い部位と力の入りづらい筋肉に対して治療やエクササイズの処方を行いました。

症例7:野球のピッチャー等に見られる、肩、首の痛み

以前から肩こりはあり、2ヶ月前から首と右肩の痛みを強く感じるようになった。
整形外科を受診し、X線を撮影したが異常はみられなかった。

検査は、神経学検査では触覚・痛覚・反射・筋力すべて正常。右小円筋と三角筋の緊張が強く押圧時と右肩関節の外旋・外転時に症状が誘発された。
治療では、緊張の強い筋肉への緩和操作後、右肩関節と頚椎に対してアプローチを行った。
治療経過は3回の施術で症状は軽減、4回目ではキャッチボールを長くやった時のみでてくる状態まで改善。現在、施術継続中。

四辺形間隙症候群
四辺形間隙症候群は、首からでている腋窩神経の絞厄障害(神経が挟まれる)である。四辺形間隙とは小円筋・上腕三頭筋長頭・上腕骨・大円筋で囲まれている部分のことをいい、この間を腋窩神経が通る為、野球やボート競技のような腕を使う運動選手に多くみられます。

症例6:カイロによって顎関節症が改善した一例

この症状は一年前から始まったという。最初は近所の歯医者に行き『顎関節症』の診断を受けた。治療はマウスピースを処方されたが、最近口がさらに開かなくなり、痛みも増してきたという。

顎関節の動きを診てみると左顎関節の開口不全が見受けられた。また最大まで口を開いてもらうと顎全体が右に流れてしまう。この為、こられに関連する筋肉、外側翼突筋、内側翼突筋、側頭筋にアプローチをかけていき、上部頚椎と左顎関節に動きをつける操作を行った。5回の施術で痛みは完全に消失し8回目の施術で口が真っ直ぐに開けられるようになりました。

顎関節症
最近、当院で非常に増えてきた症例の一つです。最近、柔らかい食べ物がたくさんでている為、『噛む』という行為が少なくなってきている事が要因かもしれません。原因は様々で歯ぎしり、噛み合わせなどが有名でしょう。しかし、首や肩の凝りからも起こりえる問題です。
首の関節と顎の関節は密接な関係にあるので、このバランスをとるだけでも非常に改善が見込めます!

症例5:良性発作性頭位目眩

57歳女性が肩こりとめまいを訴えて来院された。この症状は半年前から始まり、朝ベットから起き上がる時や、体位を変えた時に顕著に見られるという。耳鼻科で診察を受けたが、特に大きな問題はなくストレスが原因ではないかと言われたという。

神経学検査で、聴覚(内耳神経)は問題がなかった。しかし、平行をつかさどる三半規管のうち、右後半器官の機能低下が見られ、頭部を右後ろに倒すとめまいと眼振が誘発された。この為、エプリー法という方法で、三半規管の耳石にアプローチをかけ、右後半器官を賦活させる刺激を与えた。週に2回の治療を3回続け、症状は驚くほど改善しました。

-良性発作性頭位目眩症-
この症状は、身体のバランスをとる三半規管の問題で起こります。三半規管の中には『耳石』というものがあり、これが転がる事で平行感覚を保つのですが、何かしらの原因でこの耳石に異常をきたすとめまい感がでてきます。この為、この耳石の位置さえ正常に戻してやれば症状は消えます。その方法としてエプリー法などの簡単なエクササイズがあります。しかしカイロプラクティックはこういった治療法だけではなく、普段から頭の位置が曲がっていれば当然、耳石の位置も変わってきますので頭部の位置を正常に戻すといったアプローチも加えて行います。

症例4:肩を挙げる筋肉の働く順番の狂いによる右腕麻痺

38歳男性が右腕の麻痺を訴えて来院された。この症状は1ヶ月前位に病院で筋肉を緩める注射を打ってから始まったという。最初は時間がたてば肩が上がると説明をうけたが、一向によくならず他の病院でMRIを撮った所『頚椎5番のヘルニア』と診断を受けたという。

まず神経学検査で反射、感覚、筋力などを検査した所、特に異常はなく、ヘルニアを疑う検査も全て陰性でした。しかし、腕を上げる際に筋肉の働く順番が違うため、腕をうまく使えていない事が検査でわかりました。この為、治療としては筋肉の再教育をおこなっていきました。5回の治療で最初30°しかあげれたかった腕が120°まであがるようになり、今も週1回の治療を継続中です。

-肩甲上腕リズム-
これは、肩をあげる際の関節、筋肉の機序をいうものです。つまり筋肉の働く順番、関節の動く順番の事を指します。人間の動き(バイオメカニクス)は、全て緻密に計算された代物です。しかし、何かのきっかけで一つが崩れてしまうと、この方の様に肩を動かせなくなるまでになるわけです。カイロプラクティックはただ単に硬い関節や硬い筋肉にアプローチするだけでなく、それらのバランスをとっていきます。

症例3:胸郭出口症候群による右腕のしびれ、肩こり

27歳男性が、右上肢の痺れとそれに伴う肩こりを訴えて来院された。これは5年前から始まり、最近痺れの方が強くなってきているという。本人は重いショルダーバックを右肩にかけているのが原因だと考えている。

まず、上肢における感覚、反射、筋力を調べると全て問題はなく、頚椎ヘルニアを疑う検査も陰性でした。次に鎖骨と第一肋骨の間を狭くする付加をかけると、症状が誘発され、脈の減弱もみられたました。このため、鎖骨と第一肋骨の関節の動きを調べていくと、胸鎖関節という関節に動きの制限があり、そこにアプローチを行っていきました。症状は5回の治療で改善され、今は月に一回のペースでメンテナンスを行っています。

-胸郭出口症候群-
胸郭出口症候群とは首から腕にいく神経の束(腕神経叢)が圧迫される状態です。この方の場合は鎖骨と第一肋骨の間が狭くなり、神経の通るトンネルが小さくなったために痺れがでてきたのです。
これは比較的サラリーマンの方が多いように感じます。つまり、重い荷物を肩にかける事で、物理的に鎖骨と第一肋骨の間を狭くしてしまうわけです。せっかく症状がとれても、この行為を日々続けるとまた再発してしまいます。原因は日常生活の中にある事が多いのです。

症例2:四十肩(肩関節周囲炎)による肩の痛み

この痛みは 2 週間前から始まり、仕事で重いものをたくさん持って、次の日の朝に痛みが強く上がらなかったという。病院にいきX線をとったが特に問題はなく『四十肩』と診断された。

検査をしてみると肩の動きほとんどが制限されている状態で、動かすと痛みを訴えていました。
この為、最初は物療により痛みを緩和させその状態で筋肉のバランスをとり、肩関節に動きをつけていきました。この方は結局 5 回の治療で劇的に変化し、改善されました。

-五十肩、四十肩-
実際の所、五十肩、四十肩という言葉自体が存在しません。
本当の名前は『肩関節周囲炎』と言います。
肩の周りには、関節、筋肉、靱帯などがありこれのどこかが炎症を起こす事を言います。
しかし、靱帯や筋肉は肩の周りにはたくさんあり、そのどこが炎症をおこしているのか特定する事が非常に重要になってくるのです。
この場合、関節を動かす事が改善される近道となります。

症例1:肩こりがひどいと出現する頭痛

この症状は5年前からあり、仕事が忙しかったり、肩が張ってきたなと感じた時に出てくるという。
症状が出たときには、市販の薬を服用しているが最近効果がなくなってきた。
楽になる時はお風呂に入ったり体を暖めた時に楽になるという。

この方の訴えを見ただけでも、筋肉が大きく関係している事が分かる。
触診を行うと後頭部の筋肉が硬くなっており、頚椎の2番目(C2)の関節の動きも悪くなっていた。
体のどの部分でもそうだが、関節が硬くなってしまうと筋肉がそれを補い、
結果筋肉に過度のストレスをかけてしまいます。
この時にどれだけ筋肉を緩和させてもまた再発してしまうのです。
この為、関節と筋肉にアプローチを行い、3回で症状が改善されました。

-緊張性頭痛-
上部頚椎から頭部にかけて太い神経(大後頭神経)が出ています。
この時、首の筋肉の間を通過していきます。何かしらの原因によってこの筋肉が硬くなってしまうと、
神経を圧迫し、後頭部にかけて頭痛という症状になるのです。
カイロプラクティックでは、この筋肉に対するアプローチはもちろんですが、
その神経が出ているレベルの背骨にもアプローチをしていきます。
頭痛に対するカイロプラクティック治療は比較的効果が早めにでる事が多いと感じます。

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