症例:5めまい
57歳女性が肩こりとめまいを訴えて来院された。この症状は半年前から始まり、朝ベットから起き上がる時や、体位を変えた時に顕著に見られるという。耳鼻科で診察を受けたが、特に大きな問題はなくストレスが原因ではないかと言われたという。
神経学検査で、聴覚(内耳神経)は問題がなかった。しかし、平行をつかさどる三半規管のうち、右後半器官の機能低下が見られ、頭部を右後ろに倒すとめまいと眼振が誘発された。この為、エプリー法という方法で、三半規管の耳石にアプローチをかけ、右後半器官を賦活させる刺激を与えた。週に2回の治療を3回続け、症状は驚くほど改善しました。
-良性発作性頭位目眩症-
この症状は、身体のバランスをとる三半規管の問題で起こります。三半規管の中には『耳石』というものがあり、これが転がる事で平行感覚を保つのですが、何かしらの原因でこの耳石に異常をきたすとめまい感がでてきます。この為、この耳石の位置さえ正常に戻してやれば症状は消えます。その方法としてエプリー法などの簡単なエクササイズがあります。しかしカイロプラクティックはこういった治療法だけではなく、普段から頭の位置が曲がっていれば当然、耳石の位置も変わってきますので頭部の位置を正常に戻すといったアプローチも加えて行います。
症例:4右腕麻痺
38歳男性が右腕の麻痺を訴えて来院された。この症状は1ヶ月前位に病院で筋肉を緩める注射を打ってから始まったという。最初は時間がたてば肩が上がると説明をうけたが、一向によくならず他の病院でMRIを撮った所『頚椎5番のヘルニア』と診断を受けたという。
まず神経学検査で反射、感覚、筋力などを検査した所、特に異常はなく、ヘルニアを疑う検査も全て陰性でした。しかし、腕を上げる際に筋肉の働く順番が違うため、腕をうまく使えていない事が検査でわかりました。この為、治療としては筋肉の再教育をおこなっていきました。5回の治療で最初30°しかあげれたかった腕が120°まであがるようになり、今も週1回の治療を継続中です。
-肩甲上腕リズム-
これは、肩をあげる際の関節、筋肉の機序をいうものです。つまり筋肉の働く順番、関節の動く順番の事を指します。人間の動き(バイオメカニクス)は、全て緻密に計算された代物です。しかし、何かのきっかけで一つが崩れてしまうと、この方の様に肩を動かせなくなるまでになるわけです。カイロプラクティックはただ単に硬い関節や硬い筋肉にアプローチするだけでなく、それらのバランスをとっていきます。
症例3:右上肢の痺れを伴う肩こり
27歳男性が、右上肢の痺れとそれに伴う肩こりを訴えて来院された。これは5年前から始まり、最近痺れの方が強くなってきているという。本人は重いショルダーバックを右肩にかけているのが原因だと考えている。
まず、上肢における感覚、反射、筋力を調べると全て問題はなく、頚椎ヘルニアを疑う検査も陰性でした。次に鎖骨と第一肋骨の間を狭くする付加をかけると、症状が誘発され、脈の減弱もみられたました。このため、鎖骨と第一肋骨の関節の動きを調べていくと、胸鎖関節という関節に動きの制限があり、そこにアプローチを行っていきました。症状は5回の治療で改善され、今は月に一回のペースでメンテナンスを行っています。
-胸郭出口症候群-
胸郭出口症候群とは首から腕にいく神経の束(腕神経叢)が圧迫される状態です。この方の場合は鎖骨と第一肋骨の間が狭くなり、神経の通るトンネルが小さくなったために痺れがでてきたのです。
これは比較的サラリーマンの方が多いように感じます。つまり、重い荷物を肩にかける事で、物理的に鎖骨と第一肋骨の間を狭くしてしまうわけです。せっかく症状がとれても、この行為を日々続けるとまた再発してしまいます。原因は日常生活の中にある事が多いのです。
症例2: 43歳女性が右肩の痛みを訴え来院された。
この痛みは 2 週間前から始まり、仕事で重いものをたくさん持って、次の日の朝に痛みが強く上がらなかったという。病院にいきX線をとったが特に問題はなく『四十肩』と診断された。
検査をしてみると肩の動きほとんどが制限されている状態で、動かすと痛みを訴えていました。
この為、最初は物療により痛みを緩和させその状態で筋肉のバランスをとり、肩関節に動きをつけていきました。この方は結局 5 回の治療で劇的に変化し、改善されました。
-五十肩、四十肩-
実際の所、五十肩、四十肩という言葉自体が存在しません。
本当の名前は『肩関節周囲炎』と言います。
肩の周りには、関節、筋肉、靱帯などがありこれのどこかが炎症を起こす事を言います。
しかし、靱帯や筋肉は肩の周りにはたくさんあり、そのどこが炎症をおこしているのか特定する事が非常に重要になってくるのです。
この場合、関節を動かす事が改善される近道となります。
症例1: 29歳女性が後頭部付近の頭痛を訴え来院された。
この症状は5年前からあり、仕事が忙しかったり、肩が張ってきたなと感じた時に出てくるという。
症状が出たときには、市販の薬を服用しているが最近効果がなくなってきた。
楽になる時はお風呂に入ったり体を暖めた時に楽になるという。
この方の訴えを見ただけでも、筋肉が大きく関係している事が分かる。
触診を行うと後頭部の筋肉が硬くなっており、頚椎の2番目(C2)の関節の動きも悪くなっていた。
体のどの部分でもそうだが、関節が硬くなってしまうと筋肉がそれを補い、
結果筋肉に過度のストレスをかけてしまいます。
この時にどれだけ筋肉を緩和させてもまた再発してしまうのです。
この為、関節と筋肉にアプローチを行い、3回で症状が改善されました。
-緊張性頭痛-
上部頚椎から頭部にかけて太い神経(大後頭神経)が出ています。
この時、首の筋肉の間を通過していきます。何かしらの原因によってこの筋肉が硬くなってしまうと、
神経を圧迫し、後頭部にかけて頭痛という症状になるのです。
カイロプラクティックでは、この筋肉に対するアプローチはもちろんですが、
その神経が出ているレベルの背骨にもアプローチをしていきます。
頭痛に対するカイロプラクティック治療は比較的効果が早めにでる事が多いと感じます。





