症例

側弯症に関する症例

側弯症による背中、腰の痛み、肩こりのケース

40歳男性が、背中、腰の痛み、首や肩、背中のコリを訴えて来院。

この症状は10日程前、長時間あぐらをかいて座った後に強くなり、整形外科でX線を撮影後、中程度の側弯症と診断された。

病院では根本的な治療は難しく、保存療法をしながらの経過観察を言い渡されたが、痛みが続いたので当院に来院。

検査では、頚部の可動域は伸展と左に倒す動きが制限を受け、左の頭・頚板状筋に痛みが起こる。側弯は胸部が右凸、腰部が左凸の側弯がみられ、脊柱起立筋の緊張も強く、背骨の関節も動きづらい。また、胸腰部の可動域検査では側弯のカーブの変化はあまりみられなかった。


施術では、痛みのでる頭・頚板状筋に対してアプローチするとともに、側弯の戻る方向へ関節の動きをつけていくようアプローチしました。


経過は、3回目には、首肩のコリは落ち着き、5回目には背中、腰の痛みが改善された。その後は、3週から1ヶ月に一度背骨のメンテナンスをすることで症状は安定している。

脊柱側湾症

脊柱を前額面からみた弯曲を側弯といいます。側弯は機能的側弯と構築的側弯に分けられ、機能的側弯は痛みや筋骨格系のアンバランスにより引き起こされるもので、構築的側弯には先天的なものや特発性といわれる原因のわかっていない側弯が含まれます。
今回のケースでは特発性の側弯症により背骨にカーブができることにより背骨や筋肉にかかる負担が大きくなり、関節の可動域が制限され、筋肉の緊張が強くなっていると考えられます。この特発性側弯症の背骨をまっすぐにすることは難しいですが、カイロプラクティックの施術で、関節可動域の向上、筋肉の緊張を抑えることで、症状の緩和をすることはできます。

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