症例

目の疲れに関する症例

眼の奥の痛み

19歳男性が眼の奥の痛みを訴えて来院。

元々頭痛がひどかったが、ここ最近、左目の奥に強い痛みを感じるようになったという。

眼科、脳外科でMRI、CTなどの検査を行ったが特に異常はなかった。

また、処方された、ロキソニンを服用しているが効果は感じられていない。

立位での前庭検査、VOR、反復拮抗運動、指鼻検査など全て正常。

しかし、指を眼で追わせる検査の際、右方注視で症状が誘発。また、輻輳反射でも症状が誘発された。

酸素飽和濃度は右98、左93でレッドフィルターテストも右方注視で光が2重になる。以上の事から、左大脳の機能低下→左内側直筋弱化→痛みの流れがある。


この為、左内側直筋のマニュピレーション、左大脳を賦活させる刺激を加えて施術を終了した。最初は2~3日で症状がぶり返してきたが、2ヶ月で症状はほぼなくなった。

 

眼の筋肉

眼には眼を動かす筋肉があります。
まず、内側の内側直筋、外側の外側直筋、上方の上直筋と下斜筋、下方の下直筋と上斜筋と片目に6個の筋肉があります。
それぞれ、動眼神経、外転神経、滑車神経という脳神経に支配を受け、それぞれがスムーズに働いてくれる事で物を眼で捉える事が可能になります。
しかし、パソコンの長時間の使用などで近い所で常に焦点を合わせたりしていると肩や、腰の筋肉と同じ様に硬く凝ってしまいます。
この為、仕事などでパソコンを長時間使用したりされる方は、強いまばたきや、視線を遠くに持っていったり、右や左に眼をいける所まで持っていくというストレッチが必要とななります。

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