お知らせ

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2020/04/21

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ウィルスに負けない健康的な身体を作る為に必要な生活習慣その2

2.免疫力を高める栄養を摂る

SNSが発達した現代社会において、様々な情報を個人が発信できる時代です。そんな中、コロナウィルスに関連して様々な情報が氾濫しています。

現在ワクチンや治療薬が存在しないなか、「免疫力」というキーワードが多く上がり、コロナウィルスに負けない体づくりという情報が多々SNS上にあふれています。

免疫力を上げるために大事なことで、即みなさんの頭に思い浮かぶのが食事なのではないでしょうか。SNSにはこのような免疫力をキーワードに真偽不確かな情報もたくさん流れ、消費者庁も注意をうながしています。

例えば、「ビタミンCはコロナウイルスから体を守る」「マヌカハニーサプリでコロナウイルス対策」「あおさで新型コロナ対策」「感染予防サプリメント、ビタミンD」など。いまだに治療薬やワクチンさえ開発されていないウイルスに対して、本当に効くのかどうか客観的な評価がなされていないものばかりです。

すでに消費者庁で改善要請や注意喚起を促していますが、真偽不確かなものを衝動買いしないように注意していきましょう。

この章では正確な情報を元に、特定の商品を紹介するのではなく、実際に摂取したほうが免疫力を助ける働きのある栄養素についてお話ししていこうと思います。

前述したように医学的な治療方法がない中で、栄養状態はウィルスと戦うための土台になります。この土台がもろければ身体はすぐに病原体に侵されてしまうでしょう。ヨーロッパ臨床栄養代謝学会(ESPEN)の報告によると、集中治療室での長期の治療を要した患者の背景には、低栄養や筋肉量の減少があったとされています。

日本臨床栄養代謝学会の新型コロナウィルス感染症の治療と予防に関する栄養学的提言」では自分の栄養状態を評価することを提言しています。痩せすぎていないか?徐々に体重が減っていないか?傷が治りにくくないか?皮膚が荒れやすくないか?このような方はたんぱく質や微量栄養素の不足かもしれません。鉄欠乏貧血の方は、爪がもろく平らになったり、スプーン状に反ったりしていることがあります。

同学会では微量栄養素欠乏に関する提言もあるようです。「ビタミンD欠乏が発症と増悪要因になっていることが推測されます」と記述されています。その他にビタミンA・E・B6・B12・亜鉛・セレンなども免疫機能に関与します。
しかし、取りすぎると身体に害を及ぼす栄養素もあります。例えばビタミンDは過剰に摂取すると血中カルシウム濃度の上昇によるカルシウム血症や腎障害を起こすことも考えられます。ですので、「予防にはビタミンD!」などの文句でサプリメントを取りすぎる・・・など、しないように気をつけましょう。バランスの良い食事を心がければ微量栄養素は摂取できます。

では、実際の食事で何からこれらを摂取すれば良いのかはこちらのサイトを参照してください。

外出制限の中、なかなかこのような食材が手に入らない、もしくは若い方で「カップラーメンで過ごしている」なんていう方もいると思おうのですが、そのような場合でもレンジで野菜をチンして和える、もしくはサラダチキンやかまぼこ、ちくわ、ウズラの卵など、加熱する必要がないものを一緒に摂取するなどの対策をしてみてください。または、どうしても毎日は無理!という場合にはサプリメントで補うのもありでしょう。

また、ビフィズス菌などの腸内善玉菌を活性化させることも免疫力を高めるために必要です。ビフィズス菌がなぜ免疫力に関与しているのかは解明されていませんが、ビフィズス菌が持っている抗体が関与していることはわかっています。ビフィズス菌は20種類以上に分類され、人の体には5種類が存在しています。
このビフィズス菌には生体調節機能があり、その機能の1つに免疫力を高める効果があると言われます。

また、アメリカCDCが提示している文献で、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸を摂取し、トランス脂肪酸の摂取を控えるように提言しています。具体的には加工油(キャノーラ油・大豆油など)を控えて、オリーブオイルやごま油に変えて、マグロやサーモンなどの健康的な油を含む魚を採り、アーモンドやかぼちゃの種などの植物油も摂取しましょう、アボカドは特に不飽和脂肪酸を豊富に含みます。栄養の宝庫でもありビタミンミネラルに加えて、不飽和脂肪酸は余分な脂肪を分解するとも言われています。
これは日常のカロリーの話なので、免疫の話とは少しずれてしまうかもしれませんが、CDCのHPの中でも今回のコロナウィルスに関連したページからこの栄養に関してのページを関連付けています。外出制限が続き、日常的なカロリー消費が落ち込む中でも栄養をバランスよく採り、過剰なカロリー摂取を控えましょう。

現在世界中が自粛により、社会活動が低下しています。それは日常生活を過ごす個人にも当てはまることです。人間は本能的に心配やストレスが蓄積すると三大欲求の増大を起こします。その一つが食欲です。過食に走る、好きなものばかり食べるなど、暴飲暴食に走りやすい環境なので、このような生活環境だからこそ十分気をつけて過ごしましょう。

参考文献:

CDC Centers for Disease Control and Prevention:https://www.cdc.gov/nccdphp/dnpao/features/national-nutrition-month/index.html
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