頸の付け根の痛み
40代女性が頸の付け根の痛みと肩こりを訴えて来院。
デスクワークが主で、仕事中や起床時が辛い。たまに痛みで夜目が覚めることもある。
頸の付け根の痛みが強くなると肩こりもひどくなるとのこと。
痛みが強くなる時間帯にかけて、ほぼ毎日ロキソニンを服用している。
上肢症状や、神経症状、筋力の低下はみられなかった。頭痛、めまい、吐き気も無し。頸部の動きは自動、他動ともに伸展の初動で痛みが出るためほとんどできない。
また上部胸椎から中部胸椎にかけてのスプリングが極端に少なくなっていた。
このため、治療の取り掛かりで上中部胸椎の可動域を改善する治療を行った。
初回の治療で頸部伸展の動きが改善され痛みも低下。2回目の治療の段階では痛みどめの服用回数が半減。可動域も初回に比べると改善していた。
その後は来院するスパンを伸ばし、メンテナンスに移行。
上、中部胸椎
上、中部胸椎はちょうど頸の付け根から肩甲骨の間にある背骨でこの部位は重たい頭を支える土台の役目を果たしたり、左右にある肩甲骨の動きの中心であったりと日常生活で負担のかかりやすい部位です。また、デスクワークなどで猫背が強くなると余計に関節が詰まってしまい固くなってしまいます。