神経機能の異常
神経のはたらき
頭の中の大脳・小脳やそれに続く脳幹・脊髄を中枢神経系といいます。それに続き身体の隅々まで網のように行き渡っているのを末梢神経といいます。普段何の不自由も感じずに日常生活をおくれるのは、この神経が正しく協調して働いているからです。ところがこの神経の働きに何かしらの障害が起きると、さまざまな症状が身体にあらわれます。
カイロプラクティック機能神経学
カイロプラクティック機能神経学では、身体と脳の不調和によって引き起こされる症状(原因がわからない不定愁訴)を、脳と身体のネットワークを調べてその原因を探ります。そして、身体と脳の不調和を見いだし解決方法を探ります。
神経機能異常による症状
神経組織に十分な酸素や栄養が行き渡っていなかったり、慢性的なからだの痛みが続くと、脳に強いストレスを与え続ける事になります。そして脳や脊髄で何か不調和が生じ始めると、痛みは思いがけないほど増悪されてしまいます。ですから、神経的な問題が生じている場合はそうした仕組みを狂わしている場所を探り、調整できるようにはたらきかける必要があるのです。
カイロプラクティック機能神経学的アプローチ
カイロプラクティック機能神経学に基づいたアプローチは、原因のわからない身体の症状を、神経システムのレベルで検査し、その不調和を探ります。まず問診で話をよく聴いておおまかな状態を把握します。そして、簡易的な脳神経検査を応用し、神経の働きを診ていきます。
たとえば眼と小脳の繋がりを応用して 眼球の動きを見て小脳の問題を判断し、バランス感覚をみて、三半規管と脳の問題部位を特定します。 また、触診も非常に重要です。重要な神経の通り道が筋肉の緊張によって滞っている場合が多いからです。 従来原因が分からなかった身体の症状は神経的にみることで理解できる事が多いのでそのような問題でお困りの方は一度神経機能を検査することをお勧めいたします。