慢性頭痛
40歳前半の女性が、慢性的な頭痛、肩こりで来院。
頭に関しては、脳神経外科にて頭部CT、MRIを撮影したが問題ないと言われたとの事。
1回目の施術で、神経的な検査を行ったがどれも陰性。肩こりがあるため、緊張型頭痛を疑い、トリガーポイントを探したが、硬結はあるものの、頭痛に関連するまでのはなかった。そこで酸素飽和度を測定し、右98%、左95%と左の酸素飽和度の低下がみられたため、左自律神経の不調を疑って施術。副交感神経とのつながりのある上位頚椎に対してアプローチし、頸部周囲の筋緊張の緩和、可動域の改善を目的に実施。施術後、頭の重い感じが取れたとの自覚的症状の改善みられた。
2回目の施術では、2週間の間を空けさせていただいたが、頭痛は以前見られた頻度よりも少なくなり、あまり気にならなかったとの事。引き続き頚部周囲の筋緊張緩和、可動域の改善を実施。
3回目の施術では、頭痛はほとんど出る事はなく、気にならずに生活が送れているとのこと。自身でのケア方法、生活習慣の指導行い再発予防に向けた施術へ。
現在は3~4週に1度メンテナンスにて経過を見させている。
自律神経性頭痛
自律神経性頭痛は、自律神経系の不調が原因で発生する頭痛です。
群発頭痛や片頭痛もこれらに含まれます。
ストレスホルモンの変動、食事や環境因子がトリガーになることもあります。
日頃から生活習慣を見直すことも大切になっています。