症例

内臓に関する症例

右下腹部の痛みと足のむくみ

この症状は年々程度がひどくなっており、最近では右下腹部の痛みもでてきたので、病院で検査を行ったが盲腸などの問題はないという。

検査を行ったところ、右ふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋が全て弱化しており、踵の関節にも動きの悪い所が見られた。

また、右下腹部の検査では、大腸と小腸の移行部にある弁(回盲弁)に問題がみつかった。

施術を行った所2回目の施術時に右下腹部の痛みが消失し6回目の施術時には仕事終わりにもむくみを感じなくなったという。

 

むくみ

まず心臓のポンプ作用により動脈は全身に血液が行き渡ります。
その後毛細血管を経て静脈に入り血液は心臓に戻ってきます。しかし何らかの問題で血液が心臓にもどってこない場合があります。
今回は足のむくみというケースなのですが、元々足は重力の関係上血液の流れが滞りやすくむくみが発生しやすいのです。しかし通常はふくらはぎの筋肉がポンプ作用の働きを行い血液を心臓に返していれば問題はおこりません。
しかし、筋肉が弱くなってしまうとポンプの力が弱まり足に水がたまりやすくなるのです。

また、腎臓や心臓、大腸、小腸などの内臓器に問題があると、足の上につまりがあるという状態になるのでむくみは強くなってしまいます。その場合は一緒に内臓もケアする必要があります。

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背中の痛みと胃の痛み

61歳女性が、胃の痛みと背中の痛みを訴え来院。この症状は 1 ヶ月位前から始まり、何をしたというわけでもなく気がついたら今の症状が始まっていたという。
病院で胃カメラなどをとったが特に異常はなかった。

この方の場合、まず胃の前面の筋肉が異常に硬くなっていたため、その硬くなった筋肉を緩め、その後胃に神経を送っている背骨のレベル( T'7 )の関節に刺激を加えていきました。
その後5回の治療で改善し、今は月1回でメンテナンスに来られています。

体性内臓反射

内臓器は全て自律神経系によって機能しています。そして、自律神経系は背骨や骨盤から出ています。この為、背骨に何かしらの問題があった場合、その異常感覚が内臓に伝わり『痛み』として認識されるケースがあります。
カイロプラクティック治療では、その背骨の異常感覚を起こしている原因を取り除き、内蔵器に働きかけるわけです。

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吐き気と呼吸のしづらさ

37歳女性が吐き気と呼吸のしづらさを訴えて来院。この症状は半年前から始まったが特にきっかけはない。病院では自律神経失調症と診断を受けたが特に薬の服用などはしていないという。

神経学的検査を行った結果、左小脳の機能低下がありました。この為、小脳の機能を改善させる刺激を加えていくと、酸素飽和濃度が95から98に改善。そして、骨盤の関節の動きの悪さにより、お腹の筋の張りが強かった為、これに動きをつけたところ、呼吸を無理なく行えるようになりました。

その後2回の治療で症状はほぼ軽減し、今はメンテナンスに移行しています。

自律神経失調症

小脳の機能低下があると時々、血圧や脈拍、吐き気などの自律神経に関わる症状を呈する場合があります。これは小脳と副交感神経に密接な関係がある為です。自律神経失調症で重要な事は、なぜ自律神経のバランスが崩れてしまったのかという原因です。特にカイロプラクティックは自律神経に対して影響を与える事ができる治療法だと考えます。

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