症例

こころに関する症例

全身のだるさ(全身倦怠感)

32歳男性が強い疲労感と全身のだるさ(倦怠感)、そして時々起こるパニック症状を訴え来院された。
この症状は 1 年位前に、人間関係のもつれや過度のストレスによって会社を辞めてからはじまり、今は仕事をしていないという。医師に診断を受けたところ『統合失調症』であると診断され、薬の服用と月 1 回のカウンセリングをうけているが、変化が思わしくないという。

統合失調症とはストレスなど様々な原因から、ドーパミンという物質が低下する事によって脳機能が低下したことによって精神的に不安定になる状態をさします。この方の場合、神経学的な検査を行ったところ、右側の大脳の機能低下が疑われました。脳機能の低下は神経学的に疲労感や全身のだるさ(倦怠感)、パニック症状と強く関わっています。この方は通常の治療に加え右側の大脳の機能を高める刺激を与える事を軸とし治療していった所、 20回弱の治療でパニック症状がでなくなり社会復帰する事ができました。

脳機能の低下、左右でのアンバランス

一概には言えないのですが、比較的左脳の場合にはポジティブ脳であり、右の脳はネガティブ脳だといわれます。だからといって左の脳を鍛えるトレーニングしただけですぐにプラス思考的な考え方になるわけではありません。
重要な事は左右のバランスがとれている事が一番重要なのです。

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吐き気と呼吸のしづらさ

37歳女性が吐き気と呼吸のしづらさを訴えて来院。この症状は半年前から始まったが特にきっかけはない。病院では自律神経失調症と診断を受けたが特に薬の服用などはしていないという。

神経学的検査を行った結果、左小脳の機能低下がありました。この為、小脳の機能を改善させる刺激を加えていくと、酸素飽和濃度が95から98に改善。そして、骨盤の関節の動きの悪さにより、お腹の筋の張りが強かった為、これに動きをつけたところ、呼吸を無理なく行えるようになりました。

その後2回の治療で症状はほぼ軽減し、今はメンテナンスに移行しています。

自律神経失調症

小脳の機能低下があると時々、血圧や脈拍、吐き気などの自律神経に関わる症状を呈する場合があります。これは小脳と副交感神経に密接な関係がある為です。自律神経失調症で重要な事は、なぜ自律神経のバランスが崩れてしまったのかという原因です。特にカイロプラクティックは自律神経に対して影響を与える事ができる治療法だと考えます。

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