肩が挙らない!四十肩、五十肩とは?
実際の所、五十肩、四十肩という言葉自体が存在しません。本当の名前は『肩関節周囲炎』と言います。
肩の周りには、関節、筋肉、靱帯などがありこれのどこかが炎症を起こす事を言います。しかし、靱帯や筋肉は肩の周りにはたくさんあり、そのどこが炎症をおこしているのか特定する事が非常に重要になってくるのです。
この場合、関節を動かす事が改善される近道となります。
四十肩、五十肩の原因
加齢に伴い、骨と骨とを結ぶ靭帯の柔軟性の低下や腱板の変性が原因だと言われています。しかし、プロ野球選手が四十肩になったとはあまり聞きませんよね?つまりはしっかり肩関節の可動域を保つ事が一番の予防になります。
四十肩、五十肩の症状
第1期(急性期)
激しい痛みを伴い、炎症痛(ズキズキ)うずく様な感じで、夜も痛みの為に寝れない事もしばしばある。
対処方法
- 氷で痛みのある部位を冷やす。
- お風呂に入って肩を温めすぎないようにする。
第2期(慢性期)
動かすと痛みを伴い、動かさなければ痛みはないという状態です。
対処方法
- この時期になると積極的に肩を動かしてもいい時期です。多少痛みが伴っても、肩を大きく後方に回しましょう。
- 慢性期は急性期とは異なり、温める事が重要です。特に、お風呂後のストレッチは軟部組織も緩んでいる状態なので、非常に効果的です。
POINT / ポイント
カイロプラクティックでは上記の時期をきちんと見極め、状態に合わせた施術を行っていきます。 急性期:当院では(超音波)という機器を使って炎症を抑えます。また、2次的に障害を受けてくるだろう部位、頸椎、肩甲骨周辺の問題をこの時期に取り除く事で、更なる悪化を食い止めます。
慢性期:一言で肩関節といっても、胸鎖関節、肩鎖関節、肩甲胸郭関節、肩甲上腕関節、頸椎、胸椎の椎間関節、肋横突関節など様々な関節が関係してきます。この中で、どこの関節が問題を起こしているかを特定し、動きをつけていく事で改善させていきます。