野球のピッチャー等に見られる、首、肩の痛み、腕のしびれ
以前から違和感はあったが、2ヶ月前から投げた後に首と右肩の痛み、腕のしびれを強く感じるようになった。
整形外科を受診し、X線を撮影したが異常はみられなかった。
検査は、神経学検査では触覚・痛覚・反射・筋力すべて正常。
右小円筋と三角筋の緊張が強く押圧時と右肩関節の外旋・外転時に症状が誘発された。
野球肩に対するカイロプラクティックアプローチ
治療では、緊張の強い筋肉への緩和操作後、右肩関節と頚椎に対してアプローチを行った。
治療経過は3回の施術で症状は軽減、4回目ではキャッチボールを長くやった時のみでてくる状態まで改善。
四辺形間隙症候群
四辺形間隙症候群は、首からでている腋窩神経の絞厄障害(神経が挟まれる)である。
四辺形間隙とは小円筋・上腕三頭筋長頭・上腕骨・大円筋で囲まれている部分のことをいい、この間を腋窩神経が通る為、野球やボート競技のような腕を使う運動選手に多くみられます。