肩の痛みがインナーマッスルのアンバランスと関係しているケース
この症状は、慢性的で左腕をまわした時に気になる。 また、肩こりも数年前からあり、デスクワークにより悪化する。
昔、中学・高校時代、部活動でテニスをやっていた。
腕や手への痺れなどはみられない。
検査では、肩関節の外転・外旋の動きが制限されており、肩を内外側へ回す筋肉が硬く、その中でも外側へまわす棘下筋が痛みを起こしており、内側へまわす肩甲下筋の力の入りづらくさがみられた。
そのため、施術では肩関節の内外へまわす筋肉のアンバランスと肩関節に対してアプローチをおこなった。
肩後面の痛みは2回の施術で検査所見の改善がみられ症状はなくなった。
慢性的な肩こりについては5回目の施術では大きく改善されていた。
回旋腱板(ローテーターカフ)
ローテーターカフとは、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の4つの筋肉の総称であり、肩関節を安定させる働きを持つインナーマッスルです。
肩甲骨から上腕骨へ水平に付着するため、肩をまわす動作や上げ下げの動作時に重要な働きをするのですが、長時間のPC作業等で肩を同じ姿勢で維持する場合などでこれらの筋肉がアンバランスとなり、結果、肩の運動時に痛みを起こすということが多くみられます。