慢性腰痛の増悪
40歳前半の女性が、もともと腰痛がありここ数日座っているのもつらく、靴下を履けないとの訴えで来院。
症状としては3,4日前から出現し、整形外科への受診をしたらいいか、何かできる事があるのかを相談を兼ね来院。
動ける範囲で整形外科テストを実施。アダムステスト、ベルトテスト、ナクラステスト陽性にて、椎間板症、仙腸関節障害を疑い施術。
1回目の施術では、炎症反応があった為、超音波を実施。また、患部の負担を減らす為、腸腰筋、臀筋群に対して施術し、日常生活での気を付ける点をお伝え。
翌日に整形外科を受診するように勧め、レントゲン撮影をして頂き、腰椎には異常がない為、痛み止めと湿布を処方され1週間の安静を指示されたとの事。
2回目の施術では、1週間の安静にて日常生活を送ることが出来るまで痛みは引いていたが、左の靴下が未だ履けない状態。患部に軽度の熱感と腫脹を認めた為、超音波を実施。左仙腸関節の可動性出しつつ、股関節の可動性拡大させるよう施術。施術後は前屈時の痛みは少し残るが、靴下は履けるようになった。
3回目の施術では、痛みは落ち着いているが、前屈時に違和感が残っているとの事。脊柱の可動性、左もも裏の張りを改善させるよう施術。施術後は前屈時の違和感もなくなった。日常生活で気を付ける事や、セルフケアお伝えし、再発予防に向けた指導実施。
椎間板症
椎間板症は脊椎の間にある椎間板が、加齢による変性したり、損傷したりすることで痛みやしびれが出現します。
30～50歳の間で発症しやすく、日常生活での姿勢や長時間同じ姿勢を取ることでも発症します。
また、重い物を持ち上げる動作を繰り返すことで、椎間板への負担が増え、発症される方もいます。
日常での姿勢や動きを気にすることも大切です。
