膝をかばった影響による腰の痛み
20代女性
主訴
右腰の痛み
以前から長時間座っていると右腰に痛みを感じやすかったが、
数日前のバトミントンの試合中に腰の痛みが悪化したため来院。
検査
姿勢検査→左荷重により骨盤が中心より右側に流れている、右外反膝
触診→右腰部に圧痛、右膝内側に圧痛
可動域検査→腰部右側屈痛、右股関節可動域制限、右パテラ可動域低下
カウンセリング
左荷重の姿勢による骨盤のアライメント不良と右臀筋の硬さによる筋筋膜性の痛みを説明。
本人は右膝を訴えていなかったが、仰向けで右膝裏がベットについておらず、
下腿の外旋が強く感じたため、右膝の既往歴を確認、
部活でよく右膝を痛めていたが、最近は痛みが出ないように運動を制限しているのが分かったので、
検査とあわせて右膝をかばっていたのが、根本の原因ではないかと補足して説明しました。
施術
右下肢後面の筋筋膜と左臀筋をリリースし骨盤のアライメント調整
右膝をパテラと内側の圧痛にグラストンテクニック
施術後
圧痛と可動域検査の症状は改善し、座った腰の痛みも軽減
数日後に試合があるそうなので、両股関節のストレッチと足底のマッサージ、
右膝のパテラのモビライゼーションを指導
今後
今まで右膝をかばっていた体の使い方を修正して運動時のケガのリスクを減らし、
仕事に支障がでない体づくりを提案しました。