症例

手首の痛みに関する症例

両手のシビレとむくみ

産後4ヶ月から、抱っこをしていて手に力が入りづらく、シビレとむくみを感じるようになった。

 

検査では、手首の掌側をたたくとシビレが誘発されました。

手首の肘側の関節(下橈尺関節)は動き過ぎており、手首の指側の関節(手根間関節)が硬く動きが悪い。筋力検査では手首を内側に回す筋肉や対立筋が弱化している。

 

治療としましては、筋力の弱化を改善させる操作と関節に動きをつける操作を行った後、動き過ぎている関節に対してテーピングをして固定を行いました。日常でもサポーターをして頂き、負担のかかりにくい手首の使い方を指導。5回目の施術でシビレを感じなくなりました。

 

カイロプラクティックでは、シビレを良くしていくだけでなく、関連する肘や肩、背骨の施術をしていくとともに患者様にとって負担のかかりにくい手首の使い方を指導していきます。

 

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手、指、腕の痛み、しびれ

人差し指、中指のしびれ、痛みを訴えて来院。


手首を曲げたりすると痛むことがあり、明け方にしびれ、痛みがひどくなる。
痛みがひどくて寝れない時もあるが、手を振ると少し楽になる。

検査をすると正中神経領域に知覚異常がみられ、拇指対立筋の筋力が低下していた。

カイロプラクティック・アプローチ

手根管症候群 が疑われたので手首のアーチを正常に整え、アーチを保持する筋肉を強める治療を行いました。


改善したものの2割ほどしびれが残ったので、末梢神経マニピュレーションを用いて正中神経にアプローチを加えたところ

残りのしびれも改善しました。

手根管症候群

手根管とは、手根骨と横手根靭帯とからなるトンネルです。

このスペースの中に長母指屈筋腱、深・浅指屈筋腱、正中神経が通っています。

何らかの原因でこのトンネルのスペースが狭くなり、神経や健への圧迫が強くなると手へのしびれや痛みが生じます。

女性の場合、妊娠中などは女性ホルモンの関係で身体の水分量が増えることによって発症しやすくなるので注意が必要です。

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左手中指の痛み(ばね指)

仕事は事務職をしているので、パソコンのキーボードを打つ際など指を過度に使用している。
この為、半年前から指を動かすと腱を弾くような不自然な動きになってきたと言う。

この方の場合、デスクワークにおいて過度に指を使用したため、指の関節に炎症反応が起き、その後靱帯と、指の腱が癒着したことで、この不自然な動きが起きていました。
この為、その癒着をはがすような操作を行い、10 回程度で痛みが消え、15 回前後で運動制限が改善し、今も通院されています。

 

弾発指(ばね指)

弾発指とは、指を曲げる筋肉を使いすぎてしまい、炎症が起きたものです。

この結果、その腱が通過する穴が狭くなってしまい腱が引っかかってしまい不自然な運動制限が起きてしまいます。

この為、カイロプラクティックでは、まず物理療法や腱に対する治療を組み合わせて、その後関節の可動域を改善させる事で炎症が起きにくい状態にする事を目的に治療して行きます。

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胸郭出口症候群による右腕のしびれ、肩こり

27歳男性が、右上肢の痺れとそれに伴う肩こりを訴えて来院された。これは5年前から始まり、最近痺れの方が強くなってきているという。本人は重いショルダーバックを右肩にかけているのが原因だと考えている。

まず、上肢における感覚、反射、筋力を調べると全て問題はなく、頚椎ヘルニアを疑う検査も陰性でした。次に鎖骨と第一肋骨の間を狭くする付加をかけると、症状が誘発され、脈の減弱もみられたました。このため、鎖骨と第一肋骨の関節の動きを調べていくと、胸鎖関節という関節に動きの制限があり、そこにアプローチを行っていきました。症状は5回の治療で改善され、今は月に一回のペースでメンテナンスを行っています。

-胸郭出口症候群-

胸郭出口症候群とは首から腕にいく神経の束(腕神経叢)が圧迫される状態です。この方の場合は鎖骨と第一肋骨の間が狭くなり、神経の通るトンネルが小さくなったために痺れがでてきたのです。
これは比較的サラリーマンの方が多いように感じます。つまり、重い荷物を肩にかける事で、物理的に鎖骨と第一肋骨の間を狭くしてしまうわけです。せっかく症状がとれても、この行為を日々続けるとまた再発してしまいます。原因は日常生活の中にある事が多いのです。

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