膝の後ろの腫れ
この症状は半年前から始まり、病院でBeker嚢腫と診断されている。
病院での治療としては穿刺をして水を抜いているが、何回抜いても再発を繰り返し痛みも出現してきた為、当院を訪れた。
触診をした所、確かに膝の後面に大きなしこりを感じました。痛みは曲げた時に顕著に出現。
可能性として、このしこりが邪魔をして膝を曲げる動作が著しく制限を受け、関節から痛みがでてきたものと考えます。
この為、関節に動きをつける事で滑液の潤滑を促進させる事を目的に施術を行いました。
3回位で痛みは消え、定期的な治療を続けた結果しこりも小さく収まりました。
Beker嚢腫
膝の後ろにはたくさんの『滑液』と呼ばれるものがあります。
関節は骨と骨とのぶつかり合いです。この為、オイルのような物が人間にも必要でありこのオイルの役割を果たすのが、滑液です。いわゆるヒアルロン酸はこの滑液の成分になります。
Beker嚢腫は滑液が入っている袋に炎症をきたし、滑液が流出し、しこりの様なものを作ります。そうなると、水を抜く治療を病院で行うのですが、頻繁に再発するケースがあります。
そういった場合、カイロでは関節の動きを滑らかにする施術をしたり、炎症を起こしている滑液の袋を見つけ、炎症を取り除いて循環をよくする施術を行います。そうすることで、再発を繰り返すケースでも痛みをコントロールし治癒する事は可能です。