腰痛とO脚
この症状は4年前からある。
長時間のデスクワークにより痛みが強くなり、入浴など体を温めると軽減する。また、脚に症状はないがO脚が気になる。
検査では腰部の関節のの可動域が減少し、反らすと痛みが悪化。
O脚の検査では下肢の内旋・屈曲の筋肉の力が入りづらく、姿勢では片側の骨盤の上昇と左右の内反膝(O脚)がみられた。
仙腸関節の動きも制限されていたので、治療では動きの制限されている関節と筋肉にアプローチをした。
5回の治療で腰痛は消失し、腰の可動域は増加した。O膝に関しても施術とエクササイズとによって改善。
現在は、メンテナンスに移行。
O脚(内反膝)
内反膝とは、いわゆるO脚と呼ばれるもので、大腿骨長軸に対して脛骨長軸が内側へ傾いている状態のことをいいます。成人の脚の角度(脛骨長軸と大腿骨長軸の角度:FTA)は、個人差はありますが170~175°が正常範囲とされています(生理的外反)。
原因としては、関節の形成不全などの先天性のものと、後天性のものに分けられます。
そして後天性の中では、基礎疾患からのものと骨盤や股・膝関節のアンバランスからのものがあり、カイロプラクティックではこの骨盤や股・膝関節のアンバランスに対しアプローチしていきます。