BSB 5回 プロ野球選手妻にみる夫を支える理想の妻とは?(中編)
打点王 5回
首位打者 5回
本塁打王 5回
そして、
三冠王 3回
落合博満が獲得した代表的なタイトルである。
これらのタイトルのうち、どれかひとつでも獲得すれば名選手と呼ばれる世界で落合の実績はずば抜けている。
特に三冠王を三回獲得した打者はプロ野球史上、落合博満しかおらず、これゆえ最強の打者に落合をあげる人は少なくない。
しかし注目したいのはこれらのタイトル獲得の裏に、信子夫人の助言が関わっていたとされるところだ。
信子夫人の最初の助言は83年、「打ちたかったら先ず歯を治しなさい」当時、信子夫人が働いていた酒場に通う落合にいった言葉だ。
歯を治した落合はその年始めて首位打者のタイトルを獲得する。
今でこそ歯並びが良い方が筋力が発揮しやすいというのは広く知られるところ
だが、当時はまだやる人間は少なかった。
もちろん落合独自のオレ流の打撃理論と努力なくしては、首位打者は取れなかったはずだ。
しかし歯の矯正が、打撃能力を向上させることまでは、オレの辞書には書いてなかったはずだ。
信子夫人こそ勝利の女神と確信した落合は、当時他の男性と交際していた信子
夫人に求婚し、その後二人は結ばれた。
結婚後、一度目の三冠王を獲得。
打率3割2分6厘 本塁打 32本 打点 99
好成績ではあるがマスコミに三冠王としては平凡な成績と叩かれた落合は燃えた。(王貞治が三冠王を獲得した時は3割5分5厘 51本 114打点 )
世間を見返したかった落合だが、その後しばらく満足いく成績を残せなかった。
そんな行き詰まった落合に光を与えたのはやはり信子夫人だった。
後編に続く