頭の中はBSB 2回 耳から紐解く顔の捻れと本田選手のレーシック問題
本田圭佑選手の目がレーシック手術の失敗によって変わってしまったという話がいろんなところに出ています。
手術によって目が腫れて大きく見える、焦点が定まらない、といったものや、
新説としてはバセドウ病による眼球突出が本当の原因なんていう説もあります。
いろんな説があって何が本当なのかわからないのですが、
実は本田選手以外にも目に異常が出ているサッカー選手が何人かいます。
清武選手
http://www.joc.or.jp/games/olympic/london/sports/football/team/kiyotakehiroshi.html
遠藤選手
http://www.gamba-osaka.net/gamba/player/player7.html
選手達に共通しているのは左右の目の大きさがはっきり違うという事。
では彼らもレーシック手術の失敗やバセドウ病なのでしょうか?
実はそういった事がなくても目の異常は出るんです!
注目しないといけないのは「耳」です。
みんな目が大きい側のの耳が大きくないでしょうか。
これは目が大きい側が、耳まで大きくなっているのではなく、
頭蓋骨(顔)が捻れているので、単純に捻れて前にいってる側が大きく見えているだけなのです。
もし目だけ大きくなっているのであれば耳の大きさは変わらないはずです。
だから目と耳が両方大きくなっている場合は目の問題ではなく、歪みの問題なのです。
なんとなくイメージ出来るでしょうか。
以外とこういう歪みを持っている人は多く、それを顔の歪みや、目の異常だと勘違いしている人が多いのです。
では本田圭佑選手はどうでしょうか?
あまり違いがあるようにはみえません。
でもレーシック失敗の根拠になっている写真をみると正確には判断出来ませんが、左右違いがあるようにみえます。
どうも先ほど説明した歪みの特徴だけでは説明できません。
実はさらにもう一つ左右の目の大きさに影響を与える要素があり、それも合わせて考える必要があります。
影響を与える要素それは、大きい意味でいう「疲労」です。(細かく専門的に言うとちょっと複雑なので、)
疲労は自分の体の悪いところや癖のあるところに集中して出てきます。
それは人によって違うのですが、目に出てくる人もいるんです。
疲れや、眠い時に片側の目だけ二重や三重になったり瞼が落ちてくる人を見たことないでしょうか。
これは一時的に目を開ける筋肉や表情筋のバランスが崩れている状態で、厳密にはそういったところへの神経の流れや血流も関係しています。
本田圭佑選手の目の問題は色々言われてはいますが、ここであげたような視点から説明しているものはありません。
普段臨床をしていると身体の歪みや、疲労からくる癖が目に強く現れる事は本当に良くある事なのです。
もし機会があれば、本田選手を治療して、本当のところはどうなのか、一度直接確認したいところです。