症例

小児

子供は産道を通って出てきます。産道を通るということは、子供にとって必要な刺激であり、その一方で上手く産道が開かないと子供の脳や身体が圧迫されてしまい、様々な障害が出てくることがあります。
小児の正常な発達にはやはり意味があり、その過程を踏まないと後々身体には様々な問題が起こる可能性があります。
例えば、ハイハイですが、これは左右の手と足を交互に動かすことが脳へ多くの刺激を送り、脳の発達を促します。この左右交互の動きは、発達の遅れている子供のリハビリとしても取り入れられています。
また、ハイハイをせずにつかまり立ちをしてしまうと、頚椎(首の骨)の前弯と頭を持ち上げるための筋肉が未発達なため、成長段階で姿勢にアンバランスが出てくる可能性があります。
また、幼児期に始まる、立つ・歩く・走るといった行動に必ず付きまとう「転倒」ですが、これは運動器(筋肉や骨など)を発達させるために不可欠なことです。子供の身体は大人に比べて未発達なため驚くほどの柔軟性を持っており大事に至らないケースが多いですが、それでも転ぶ場所やタイミングによって身体にそのときのショックが残り、後天的な側弯症などの問題を引き起こす可能性があります。
カイロプラクティックケアでは、子供の反射やしぐさ、触診などで問題を見つけ、施術していきます。施術は、お腹のうえに子供を寝かせて優しく行いますので安心して受けて頂けます。
子供は外的ストレス(物理的・環境的・肉体的・科学的など)にさらされている時間が大人と比べて少ないため、神経系のバランスを整えて自然治癒力を十分に発揮させるカイロプラクティックの施術に大きな効果が期待できます。

先天性側弯症

背骨は、24個の椎骨で構成されています。さらに椎骨は椎間板を挟む臼状の椎体と椎骨を直接連結させる椎弓に分かれます。先天性側弯症とは、生まれながらに背骨に奇形があり、1つあるいは複数の椎骨の椎体が楔状であったり、くっついたりしている状態をいいます。
また、肋骨も背骨にくっついてしまう場合もあります。思春期の女子に割合が多く発症する特発性側弯症とは区別されます。
カイロプラクティックでは、残念ながら椎体の形状を戻すことはできませんが、側弯による筋のアンバランスからくる腰・背部痛に関してアプローチし、十分に症状の緩和が期待できます。

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